熊本市 野立て太陽光 メンテナンス~性能点検

朝の空気が肌にささる、寒さ厳しい季節になってまいりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
少し前のお話ですが、熊本県熊本市の野立て太陽光発電システムの性能点検をさせていただきましたので、そのご報告です。

性能点検では、次の4つの検査を行います。

①外観検査

太陽光パネルの破損、架台の固定金具のゆるみ、パワーコンディショナの破損、ケーブルの破損、設置場所の水はけ等 目視による細やかなチェックを行います。

②開放電圧測定

開放電圧とは、外部との回路接続がない時の電圧のことをいい、太陽光パネル1枚あたりの発生させる電圧の最大値の測定・検査をします。

③絶縁抵抗測定

小動物がケーブル嚙み切ったり、塩害地域でのコネクタの腐食、太陽光パネルのシーリング部からの浸水などにより、漏電や火災が起きてしまうことがあります。
とっても危険です(-_-;)
このようなことがないように、定期的に絶縁抵抗計による絶縁抵抗測定を行うことをお勧めします。このチェックを怠ると漏電等に気がつかず、最悪の場合にはパワーコンディショナが停止する恐れがあります。また、 パワーコンディショナ が停止したとしても太陽光パネルは日光が当たる限り発電し続けるため、感電の危険性があります。
感電や火災のような重大事故を未然に防ぐため、定期的な絶縁抵抗測定を行う必要ですね(^^)

④I-V測定検査

I-V測定検査では、太陽光パネルを発電状態にして、電流値・電圧値の変化を測定・解析してグラフ化したものがI-Vカーブです。
太陽光パネルを直列につないだ単位(ストリング)ごとに測定を行います。
I-V測定検査は、太陽光パネルの発電量の計測、不具合の発見、発電所の発電量の推定、経年劣化による発電量の低下を把握するために行う重要な検査です。
IVカーブは、正常な場合は滑らかな形状していますが、太陽光パネルに影がかかっていたり故障などがある場合は、途中にぐにゃぐにゃと曲線を描きます。
発電所のトラブルの早期発見につながります。

こちらの発電所の一部に、竹藪による影がかかっていました。(青い曲線)
目視だけではわからない故障などを発見するにはこの性能点検は欠かせません。
こまめな太陽光メンテナンスがお客様の資産を守る第1歩です。

太陽光発電施設のメンテナンスなら、HIGO電工にお任せください。

◆お見積もり・ご相談承ります。
お気軽にお問い合わせください。
株式会社HIGO電工(かぶしきがいしゃ ひごでんこう)
TEL:096-273-7083
お問い合わせ - 株式会社 HIGO電工 (higodenko.co.jp)からでも、ご連絡いただけます。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

Follow me!